年末やお盆に開催される日本最大の"同人誌即売会"であるコミックマーケットなどでも必ず話題に上がるコスプレイヤーさんたちの存在。
コミックマーケット以外にも同人サークルが集めるイベントや他にもビジュアル系バンドのライブ会場などでコスプレイヤーさんを見かける事があります。
コスプレ、又はコスプレイヤーという言葉は日本発祥ですが現在では海外でも"Cosplay"という言葉が通じるなど一大文化として広く認知されている為、どの様なものであるかは最早説明の必要はないでしょう。
コスプレイヤーではなくともハロウィンなどのイベントでコスプレをした事がある、という人も少なくないのではないでしょうか。
コスプレイヤーさんたちはイベントに合わせて何のコスプレをするかを決め自分で衣装を用意したり、こだわる人は生地から買って自身で衣装を作成する事もあります。
同人サークルがゲームやアニメの二次創作系であった場合はその作品に出てくるキャラクターを、バンドのライブに参加するファン達はそのバンドのメンバーのコスプレをする事が多い様ですが、出展する作品のコンセプトによって職業の制服に模したコスチュームを着る事もある様です。
上記の様にコスプレイヤーは自分の意思でなりたいキャラクターや職業のコスチュームを用意したり着たりするのが当然となっており、その活動は趣味の延長線上の位置づけで、イベントの規模やサークルから依頼を受けてコスプレをして参加をする場合は交通費などの名目で謝礼が出る場合もありますがほとんどが無償です。
中にはコスプレイヤーとして有名になり、ギャラを受け取ってイベントに参加をする人もいますが、その場合でもコスチュームは自前であり、ギャラを貰えるほど知名度があるコスプレイヤー自体が数人程度しか居ないのが現状です。
そんなコスプレ業界の中でプロとして活動しているのがコスプレモデルという職業の人たちです。
プロのコスプレモデルのお仕事自体はイベントや即売会会場でコスプレをして売り子として参加したり、コスプレ撮影会に参加したり、写真集を作ったりと基本的には一般のコスプレイヤーさん達と大差はありません。
活動する事でギャラが貰える有名なコスプレイヤーさんたちも狭義ではプロと呼ぶ事が出来ますが、その大きな違いは事務所(プロダクション)に所属している事です。
コスプレイヤーとして活動するのと、事務所に所属してコスプレモデルとして活動するのは何が変わるのでしょうか。